韓国とアメリカのFTA=自由貿易協定の締結に向けた大詰めの交渉は、交渉期限を2度も延長した末、2日、ようやく妥結しました。
韓国の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)通商交渉本部長とアメリカの通商代表部のバティヤ次席代表ら両国の交渉代表は2日午後、FTA交渉の会場となったソウル市内のホテルで記者会見し、去年2月から14カ月にわたって進めてきた韓米FTA交渉が妥結したと発表しました。
韓国政府は、韓米FTAの妥結で世界最大の市場であるアメリカへの韓国企業の進出が容易になったうえ、韓国の信用度が向上するなど、韓国経済全般に新しい飛躍をもたらすことが期待できるとしています。
韓米両国は今回、妥結した協定文の細部を調整し、法律的な検討を経て、最終的な協定文にまとめることになっています。
協定への署名は、法律的な検討が終わる今年6月末頃になるものとみられ、協定は両国の国内での手続きがすべて終わったことを通報し合ってから60日後に発効します。
韓米FTAはほとんどの貿易分野を網羅する包括的な自由貿易協定で、経済規模は14兆ウォンに達し、EU=ヨーロッパ連合とNAFTA=北米自由貿易協定に次ぐ規模になる見込みです。
韓米両国はこれまで8回の交渉を重ねた後、3月26日からソウルで長官級による高官協議など最終交渉に臨み、31日午前7時の交渉期限に向けて妥結を目指しましたが、農業や自動車の関税引き下げなどをめぐって意見の隔たりが埋まらず、交渉期限を4月2日午前1時まで、2日間延長して、協議を続けました。
こうした中、2日未明、アメリカの通商代表部の関係者が「韓米FTA交渉の最終期限は、アメリカの東部時間で4月2日0時、韓国時間で2日午後1時まで有効だ」とする解釈を出して、交渉をさらに続けた結果、ようやく妥結にこぎつけました。