2011年の世界陸上選手権大会が大邱(テグ)で開かれることになりました。
国際陸上競技連盟は韓国時間で27日午後、アフリカのケニアで開かれた理事会で、2011年の第13回世界陸上選手権大会を大邱で開催することを決定しました。
ディアク会長の発表によりますと、この日の非公開の理事会には25人の理事が出席して開催地を決める投票を行った結果、立候補した3都市のうち韓国の大邱がロシアのモスクワとオーストラリアのブリスベンを押さえて開催地に決定しました。しかし、各都市の得票数は公開されませんでした。
これで韓国は世界の3大スポーツ・イベントと呼ばれている夏のオリンピック、サッカーのワールドカップ、そして世界陸上選手権大会のすべてを誘致することになりました。
大邱は人口が245万人の韓国では3番目に大きい都市で、2003年の夏季ユニバーシアード大会を誘致したことがあります。キム・ボムイル大邱市長は6万6000人を収容できるメイン・スタジアムの大邱ワールドカップ競技場や選手団と取材陣など6000人を収容できる選手村を中心とする施設が高く評価されたと思うと述べました。
世界陸上選手権大会は、211の国と地域から3500人あまりの選手と各国の取材陣3000人が参加して2年ごとに開かれる、単一のスポーツ競技としてはサッカーのワールドカップに次ぐ大規模な大会で、2007年の大会は大阪で、2009年の大会はドイツのベルリンで開かれることになっています。