北韓の核問題をめぐる6カ国協議の北韓首席代表である金桂寬(キム・ゲグァン)外務次官は17日、「アメリカがマカオの銀行に凍結されている北韓口座の凍結を全面解除しなければ、われわれは寧辺(ヨンビョン)にある核施設の操業停止はしない」と述べました。
金桂寬外務次官は17日午前、6カ国協議などに出席するため北京入りし、記者団に対し「まだアメリカによる金融制裁が解除されたとは聞いていない」と述べ、「マカオにある北韓口座の制裁解除の進み具合を見計らって、部分的に核施設の停止をするのか」という記者団の質問に、「一部解除では核施設の操業停止はしない」と厳しい口調で述べました。
さらにIAEA=国際原子力機関の査察団の北韓入りについて、金桂寬外務次官は「正確な表現が必要だ。査察団ではなく検証と監視のためにIAEAの要員を受け入れるものであり、核施設を停止しなければ受け入れる理由がない」と述べました。
またアメリカが存在を主張している高濃縮ウラン計画については「われわれは高濃縮ウラン疑惑を解明するため、アメリカに協力する用意がある。証拠を示せば、それに答える」と述べました。
さらにアメリカとの国交正常化の過程での相互に連絡事務所を設置することについては「連絡事務所の必要性を感じない」と述べ、諸懸案が解決されれば、アメリカと早く国交を正常化したいという意向を示しました。
これについてはアメリカ首席代表のヒル国務次官補も、今月5日、ニューヨークで開かれた米朝間の国交正常化に向けた作業部会の後、「連絡事務所は中国との間のモデルだったが、北韓との間でもいいとは思わない」と述べています。