韓国とアメリカとのFTA=自由貿易協定の交渉が大詰めを迎えていますが、アメリカのカトラー首席代表は16日、ワシントンのナショナル・プレスセンターで記者会見し、「われわれは遠い道を歩んできており、前にはまだ進むべき道が残っている。しかし今月末までに完全合意に達すると信じている」と述べ、韓米FTAの締結に強い意欲を示しました。
カトラー代表は知的財産権、自動車、農業などの争点をめぐって双方の意見のへだたりがあることを認めながらも、「これまでの交渉でこれらの争点について意見の歩み寄りを図っている。まだ突破口を見出していないものの、交渉の輪郭が次第に明確になってきている」と述べました。
これについてアメリカの通商関係者は、韓米間の争点のうち、アメリカは自動車分野に最大の関心を持っており、アメリカ産牛肉のさらなる市場開放はFTAとは別問題だが、アメリカ議会の世論を考えると、先に牛肉問題が解決しない限り、議会での批准は厳しいという見方を示しました。
韓国の金宗壎(キム・ジョンフン)首席代表は19日からアメリカに向かい、首席代表同士による協議を行ってFTA交渉の一括妥結を図ることになっています。