北韓の核問題をめぐる6か国協議の合意によって開かれた経済・エネルギー協力に関する作業部会で、中国が、核廃棄に向けた初期段階の措置が終わった直後に、重油を提供する意思を示したということです。
これは6カ国協議の首席代表を務める韓国の千英宇(チョン・ヨンウ)韓半島平和外交本部長が明らかにしたもので、それによりますと、北韓が核施設の稼働停止やIAEA=国際原子力機関の査察を受け入れるなどの見返りとして、韓国が重油5万トンを支援した後、次の段階で中国が北韓に重油を提供することを検討しているということです。しかし、提供する重油の量や時期については明らかにされていません。
また、アメリカがNGO=非政府組織を通じて、北韓の病院に小型発電機を提供することを検討しており、ロシアが北韓の発電所の改修を提案するなど、各国の北韓に対する支援の大枠が明らかになっています。
しかし、日本は、拉致問題で具体的進展がない限りエネルギー支援に参加できない立場を重ねて表明しました。
一方、北韓側は重油の貯蔵能力に限界があるので月に5万トンずつ分けて支援してほしいという意思を明らかにした上で重油以外の支援にも関心を示しましたが、具体的な要求は出さなかったということです。