2014年の冬季オリンピック招致を目指している江原道平昌に13日、IOC=国際オリンピック委員会の調査団が到着し、14日から実地調査を始めました。
IOCの調査団は14日午前、平昌の龍平リゾートでの説明会に出席し、盧武鉉大統領の映像によるメッセージとハン・スンス招致委員長らの説明を聞きました。
盧大統領はこのメッセージの中で「冷戦の壁を崩すことに寄与した1988年のソウル・オリンピックは今も韓国人にとって大きな自負心として残っており、平和と和合のオリンピック精神が平昌で再び花咲かせることを期待する。世界唯一の分断国家で冬季オリンピックが開催されれば、オリンピックの理念をさらに高めるとともに、韓半島と北東アジアの和平にも大いに寄与すると信じている」と、冬季オリンピックの平昌招致の意義を強調しました。
続いてキム・ジンソン江原道知事らが平昌の自然環境、気象条件、便利な交通アクセスなどについて説明会を行いました。
IOCの調査団は15日にはアルペンスキーやバイアスロン、スキージャンプの競技場や選手村などを視察することにしています。
2014年の冬季オリンピックには韓国の平昌のほかにロシアのソチ、オーストリアのザルツブルクが名乗りを上げています。