北京で開かれている北韓の核問題をめぐる6カ国協議で議長国の中国が8日夜に5つの作業部会の設置を盛り込んだ合意文書の草案を示し、9日はこの草案について協議しました。
この合意文書の草案はおととし9月の共同声明と同じように、核廃棄の初期段階の履行措置と、それに応じた見返り措置を同時に行うことが原則として記載されているということです。
また初期段階の履行措置の期間が2ヶ月と明記されています。
複数の外交消息筋によれば、この中国が示した合意文書の草案にある作業部会は
1)非核化と核廃棄、2)エネルギー経済支援、3)北東アジアの安保協力、4)米朝関係正常化、
5)日朝関係正常化の5つです。
6カ国協議の参加国は 9日午前11時から北京の釣魚台迎賓館で首席代表会議を開き合意文書の草案について 協議に入りました。このうちアメリカと北韓は 草案の内容をめぐって激しい攻防を繰り広げる可能性が高く、 当初中国が予定していた3,4日以内に終えることができるかは未知数だと外交関係者は述べています。
一方、アメリカの首席代表を務めるヒル次官補は「北韓は今回の会議に非常に真剣な態度で臨んでいる。8日には良い討論ができた。9日には北韓を含めたすべての参加国代表と協議する考え」と明らかにしました。そして草案は国連制裁に関する内容が含まれているのかという質問に対しては「含まれていない。私たちがしようとしているのは完全な非核化の最初のステップだ」と述べました。
一方、韓国の首席代表を務める千英宇(チョン・ヨンウ)韓半島平和交渉本部長は9日、この合意文書の草案について「6カ国協議の基礎と見ればよいと思う 。ただ、順調に合意できるかどうかは、予断を許さない」と語りました。