ソウル中心部にある朝鮮王朝時代の王宮、景福宮の正門、光化門を昔の位置に復元させるための現在位置での撤去作業が4日から始まりました。
文化財庁は景福宮の復元事業の一環として、光化門の再建築を進めています。
現在の光化門は一部にコンクリートの部分があるため、このコンクリート部分をなくし、朝鮮王朝時代のもとの姿に復元するものです。
また、位置も、現在の位置から西側に10.9メートル、南側に14メートル移し、門の向きも南西方向に5.6度変えることになります。
光化門は1865年に建設されたときには、景福宮の正殿と同じ方角でしたが、日本の植民地時代、朝鮮総督府を建設する際に、道路を拡張し、総督府と方角を合わせるために現在の方角に再建していました。
文化財庁は2009年末までに復元光化門を完成させる計画です。