アメリカは、北韓が7月に長距離ミサイルの発射実験を行って以来、北韓の動きを綿密に分析した結果、もはや北韓に交渉の意思はないという結論を出し、北韓に対する本格的な制裁に着手する方針を決めたことが明らかとなりました。
韓国の政府関係者によりますと、日本、中国を経て11日午後、韓国入りした6カ国協議のアメリカ首席代表、ヒル国務次官補は、柳明桓(ユ・ミョンファン)外務次官や千英宇韓半島平和外交本部長と会った席で、アメリカはこれ以上、北韓を説得する努力をせずに国連安全保障理事会による北韓非難決議にもとづいた制裁措置に取りかかる方針を韓国側に伝えてきたということです。
これに対して韓国側は、6カ国協議の再開に向けた外交努力が必要だとする見解を再度強調し、北韓への制裁をめぐっては、制裁に賛成のアメリカと日本、制裁には慎重な韓国と中国との意見調整が今後、活発になっていくものとみられます。
ところでヒル国務次官補は、中国滞在中、6カ国協議の北韓首席代表、金桂冠外務次官との会談を要請しましたが北韓は応じませんでした。