北韓のミサイル発射で中止していた2008年北京オリンピックでの南北統一チーム結成に向けた話し合いが来月、再開される見通しです。
大韓オリンピック委員会の金正吉（キム・ジョンギル）委員長は28日、来月５日にスイスのローザンヌで北韓の朝鮮オリンピック委員会のムン・ジェドク委員長や国際オリンピック委員会のロゲ会長に会い、南北統一チームを結成することについて話し合う予定だと述べました。
来月５日は、まず午前中にロゲ委員長が北韓のムン・ジェドク委員長に会って、北韓側の意向を聞き、午後には韓国の金正吉委員長に会って韓国側の方針を聞いた後、双方の意向に接点がある場合、３者で話し合いをすることになる見通しです。
韓国と北韓は、統一チームに向けて去年12月に１回目の協議を行いましたが、具体的な合意には至りませんでした。
今年６月には、ロゲ委員長が韓国と北韓の首脳に統一チームづくりを促す書簡を送り、２回目の協議が行われました。
しかし、その後、北韓がミサイルを発射したことから、統一チームをめぐる話し合いは中断していました。