アメリカ・ロサンゼルスにあるSBSの子会社「SBSインターナショナル」が、このほどIOC=国際オリンピック委員会との間で、2010年から2016年の間に開かれる夏冬4つのオリンピック大会の韓半島への中継権を独占契約したことが分かり、KBSとMBCがこれに強く反発しています。
韓国の地上波3社は、これまで「コリアプール」という名前で、国際スポーツ競技の中継権を共同で確保してきました。
ところが、SBSは子会社のSBSインターナショナルを通じて、2010年の冬のバンクーバー大会、2012年の夏のロンドン大会、2014年の冬の大会、2016年の夏の大会と、全部で4つのオリンピック競技の韓半島中継権を合わせて7250万ドルで確保し、KBS、MBCから強い非難を受けています。
今回の契約では史上初めて北韓に中継できる権利も得ており、南北同時中継権を確保したことで、関心が寄せられています。
これについてKBS、MBCは4日、会議を開いて対策を立てるとともに、今後二度とこうしたことがないような制度を作ることについても検討することにしています。