文化
「帰れ釜山港へ」は一部盗作の判決
Write: 2006-03-22 17:25:44 / Update: 0000-00-00 00:00:00
歌手チョ・ヨンピルさんの歌で日本でも有名な「帰れ釜山港へ」が、それより前に発表された歌謡曲の「帰れ忠武港へ」を一部盗作したものだとする裁判所の判決が出されました。
ソウル西部地方裁判所は21日、「帰れ忠武港へ」を作詞して亡くなった歌手の金ソンスルさんの遺族が、「帰れ釜山港へ」の作詞・作曲家の黄ソンウさんを相手取って起こした著作権侵害による損害賠償訴訟で、一部の盗作が認められるとして、遺族に3000万ウォンを支払うよう原告一部勝訴判決を下しました。
判決ではしかし「“帰れ忠武港へ”は別れた恋人への恋しさを歌っているが、“帰れ釜山港へ”は生き別れになった兄弟の愛を描いて、その部分に創作性があり、原曲を作った金ソンスルさんが歌の発表後、これといった活動がなかったことなどから一部勝訴とする」としています。
歌手の故金ソンスルさんは1969年に「帰れ忠武港へ」を作詞し、翌70年に黄ソンウさんの作曲でLPを出しましたが、翌71年のソウルのホテル火災で亡くなりました。
この後、72年に作曲家の黄ソンウさんが歌詞の一部を変え、同じメロディーで「帰れ釜山港へ」を出し、これが大ヒットしていました。
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