韓国ショートトラックの看板スター、男子の韓国体育大学のアン・ヒョンス選手(21)と、女子のクァンムン高校のチン・ソンユ選手(17)が、トリノオリンピック3冠王に輝きました。チン・ソンユ選手は、韓国時間で26日未明、トリノのパラベラスケート場で行われたショートトラックの女子1000メートル決勝で、中国のワン・モン選手と、ヤン・ヤン選手より速く1分32秒85でゴールに入り、金メダルを獲得しました。これでチン・ソンユ選手は、女子1500メートル、3000メートルリレーと合わせて3つ目の金メダルを獲得し、韓国のオリンピック史上初の3冠王となりました。
続いて行われた男子5000メートルリレー決勝戦で韓国のアン・ヒョンス、ソ・ホジン、イ・ホソクコンビが、リードしていたカナダを逆転スパートで抑えて優勝し、金メダルを手にしました。韓国が男子リレーで金メダルを獲得したのは、1992年のアルベルビール大会以来14年ぶりです。アン・ヒョンス選手は、男子1000メートルと、1500メートルでも優勝しており、これで女子のチン・ソンユ選手と並んで3冠王となりました。アン選手はまた、男子500メートルでも銅メダルを追加し、1人で、金メダル3つ、銅メダル1つを獲得する快挙を成し遂げました。
これで韓国は、トリノオリンピックで、金メダル6つ、銀メダル3つ、銅メダル2つと、全部で11のメダルを獲得し、冬季オリンピックで最高の成績をあげました。