イタリアのトリノで開かれる冬季オリンピックの開会式で、韓国と北韓が合同で入場行進することになりました。大韓オリンピック委員会の金ジョンギル委員長は、現地時間で7日、トリノのオリンピック選手村で入村式を行った後、「トリノオリンピックの開会式と閉会式で北韓と合同で入場行進することで最終合意した」と発表しました。韓国と北韓は先月からトリノオリンピックでの合同入場行進について実務者協議を行ってきており、その結果、▼今回の冬季オリンピックの開会式で、南北の選手団はともに韓国選手団の白いユニフォームで統一する、▼国の名前は開催国、イタリア語の「COREA」と表記する、▼旗手には韓国の女子スピードスケートの李ボラ選手と北韓の男子フィギュア・スケートのハン・ジョンイン選手とすることになりました。今回のトリノ冬季オリンピックに韓国は69人の選手団を、北韓は14人を送り込んでいます。韓国と北韓は2000年のシドニーオリンピックで初めて合同入場行進をし、その後、2002年の釜山アジア大会、2003年青森冬季アジア大会と大邱ユニバーシアード大会、2004年のアテネオリンピック、2005年のマカオ東アジア大会で合同入場行進してきており、これで7回目となりますが、冬季オリンピックでは今回が初めてとなります。