朝鮮総連＝在日本朝鮮人総連合会系列の朝鮮学校卒業生にＪリーグの門戸を広げることを要求する主張が提起され、日本側の対応が注目されています。在日本朝鮮人総連合会系列の在日本朝鮮人サッカー協会は、７日、朝鮮学校卒業生が、再び日本の学校に通わなくてもＪリーグで活躍できるよう配慮してほしいと、日本サッカー協会に要請しました。日本サッカー協会は、Ｊリーグの球団が保有できる外国人選手の枠を３人と決め、さらに日本で生まれ日本で育ち、学校教育法第１条が定めた一般学校を卒業したいわゆる在日外国人を１人ずつ追加で保有できるようにしています。しかし、朝鮮学校は各種学校で、学校教育法上の一般学校として認められていないため、朝鮮学校の卒業生は、高校を出た後、さらにもう一度、日本の高校に通わなければならないことになっています。朝鮮人サッカー協会の関係者は、「Ｊリーグで活躍している朝鮮学校卒業生がすでに１０人を超えているのに、いまだにこうした差別が残っていることはおかしい。規定を変えなくても今の規定を弾力的に解釈すれば門戸を広げられるのではないか」として、日本サッカー協会に配慮を求めました。