去年１２月にソウルの映画館に入った観客は５４８万３８４０人と、１カ月間では過去最高となりました。これは、映画制作会社「アイエム・ピッチャーズ」が集計を取り始めた２０００年以来、１カ月では最高だった去年８月の５１８万４４００人より５．４％増えています。この会社によりますと、２００２年から２００４年までの間の１２月１カ月間の観客増加率は、平均３３．６％でしたが、去年は７８．２％と２倍以上になりました。その背景として、チャン・ドンゴン主演の「台風」、「四月の雪」の女性主人公を演じたソン・イェジンさん主演の「ナンパの定石」などの韓国映画と合わせて、「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」、「キング・コング」などハリウッド映画が要因とみられています。その一方で、映画市場全体に占める韓国映画のシェアは、去年１２月は前の月より９．９ポイント下がって４９．５％と、５０％を割りました。韓国映画のシェアが５０％を割ったのは、去年７月以来５カ月ぶりのことです。