韓国と北韓は来年12月、カタールのドーハで開かれるアジア競技大会に単一チームを派遣することで原則的に合意しました。大韓オリンピック委員会の金正吉委員長は、8日、中国広州で北韓の朝鮮オリンピック委員会のムン・ジェドク委員長と会合し、▼来年のアジア競技大会に向けて南北単一チームを結成する▼このための実務委員会をできるだけ早く作る ▼来年春に、南北サッカー単一チームとブラジル代表チームとの親善試合を行うことなどに原則的に合意しました。会合は、アジアオリンピック評議会のアマード会長の提案で行われ、IOC=国際オリンピック委員会のロゲ会長の指示で、NOC担当のミロ局長も同席しました。会合で韓国の金正吉委員長は、「完全な単一チームを結成することは現実的に困難であることから、団体競技を中心に単一チームを作る案が検討されるだろう」としており、球技種目で南北単一チームが結成される可能性が高いものとみられています。金正吉委員長によりますと、北韓は、単一チーム結成に向けた実務委員会づくりのため、韓国側の関係者を近く北韓に招待する意思を表明したということです。