円安が続いていることから、日本の通販サイトで商品を直接購入する人が増えていることがわかりました。一方、アメリカからの直接購入は減っています。
統計庁が9日、まとめたところによりますと、ことし1月から10月まで、韓国の消費者が日本の通販サイトで購入した金額は、総額3449億ウォンで、前の年に比べておよそ14%増えました。
これに対してアメリカの通販サイトでの購入は、およそ10%減って1兆3928億ウォンでした。
円の相場は、今月6日の時点で、100円が867ウォン38銭と、2008年のリーマンショック以降でもっとも安くなっています。
日本の通販サイトでは、おもに胃腸薬をはじめとする医薬品や、キャンプ用品、スニーカー、ゲームなどが購入されています。
さらに、円安に支えられ、ヨーロッパ産のワインまで日本から購入する動きも見られます。
日本の通販サイトでのワインの購入件数は、前の年の同じ期間に比べて9.2%増えました。
通販業界の関係者によりますと、「日本は韓国と比べて酒類の税率が低く、ワインなどの価格がもともと安いことに加え、円安の効果でさらに手ごろな価格で購入できることがメリットになっている」ということです。