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政治

汚染処理水放出から1か月 政府「特異事項なし」

Write: 2023-09-25 14:27:12Update: 2023-09-25 16:05:30

汚染処理水放出から1か月 政府「特異事項なし」

Photo : KBS News

福島第一原発の汚染処理水の海洋放出が始まってから1か月が経ちましたが、政府は、現地に派遣した韓国の専門家が確認した結果、特に注意が必要な点はなかったと明らかにしました。 
 
国務調整室の朴購然(パク・クヨン)第1次長は25日、韓国の専門家3人による2回目の現地点検の結果について、「専門家が初回の放出が終わってから実施した設備点検で、特異事項はみられなかった」と述べました。
 
韓国原子力安全技術院に所属する専門家3人は、19日から23日にかけて、福島原発の敷地内に設置されたIAEAの現地事務所を訪問し、放出設備を確認したほか、IAEAとテレビ会議を行ったということです。
 
また、政府が東京電力やIAEAから受け取ったデータからも、異常を示す兆候はみられないということです。
 
ただ、オリジナルのデータに直接アクセスできないことから、検証には限界があると指摘する声が上がっています。
 
先月24日に始まった汚染処理水の海洋放出は、今月11日までに1回目が終了し、7800トンが海に放出されました。
 
東京電力は、今月12日からおよそ3週間かけて設備点検を行い、来月初めに2回目の放出を始め、初回と同じおよそ7800トンを放出する計画です。
 
一方、韓国南部の釜山市は25日、東京電力が汚染処理水の海洋放出を始めた先月24日から1か月間、釜山沖の23か所で採取した海水を検査した結果、全て安全であることが確認されたと発表しました。
 
また、今月15日まで水産物の輸入、生産、流通の各段階で合わせて1000件を超える放射能レベルの検査を行ったところ、いずれも安全な範囲内だったということです。

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