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政治

汚染処理水 初回分の放出完了 韓国の専門家が帰国

Write: 2023-09-11 14:28:55Update: 2023-09-11 14:36:14

汚染処理水 初回分の放出完了 韓国の専門家が帰国

Photo : YONHAP News

福島第一原発の汚染処理水について、初回分の海洋放出が終わり、プロセスが計画通り行われているか確認するため現地を訪れていた韓国の放射能専門家が帰国しました。 
 
東京電力は11日、福島第一原発の汚染処理水の海洋放出で、初回分として計画していたおよそ7800トンの放出を完了したと明らかにしました。
 
放出期間中に配管や周辺の海域で採取したサンプルを分析した結果、放射性物質トリチウムの濃度はWHO=世界保健機関が定めた飲料水の基準を下回ったということです。

これについて、国務調整室の朴購然(パク・クヨン)第1次長は、11日の記者会見で、「先月24日の放出開始からおよそ7800トンが放出され、そこに含まれたトリチウムは、合計1兆2440億ベクレルだった。緊急遮断弁の作動や手動停止などの異常事態はなかった」と説明しました。
 
IAEA=国際原子力機関が福島に開設した現地事務所に派遣した専門家3人の活動については、「先週金曜日までのおよそ2週間、現地に滞在し、テレビ会議などを通じてIAEAと何度も技術会議を行った」と述べました。
 
東京電力が行う検査とは別に、IAEAが海水配管や周辺海域などでサンプルを採取し、放射性物質の濃度を分析していることをIAEAとの会議で確認したということです。
 
専門家らはまた、今月8日に原発施設を訪問し、汚染処理水が海洋放出の前の段階で通過する「K4タンク」や汚染処理水を移送する設備を確認したほか、主な設備の具体的な設置場所も確認したということです。
 
現在、韓国の専門家の2回目の派遣をめぐって、IAEAと協議中だということです。
 
東京電力は、汚染処理水の放射性物質濃度の確認や設備点検のあと、早ければ今月下旬にも2回目の放出を始める計画です。

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