日本人のワーケーションを誘致するため、韓国観光公社と釜山市は7日から3日間、日本企業の関係者らを釜山に招いて、お試しツアーを行っています。
「ワーケーション」とは、仕事を表す「ワーク」と休暇を意味する「バケーション」を組み合わせたことばで、リゾート地などで余暇を楽しみながら遠隔で仕事を行う新しい働き方です。コロナ禍でリモートワークが積極的に活用されるなか、注目されています。
日本の国土交通省がことし3月に発表した「テレワーク人口実態調査」の結果によりますと、日本のテレワーカーの割合は去年の時点で、26%で、首都圏では40%に上っています。
去年の日本の労働人口が6900万人あまりだったことから、テレワークを行っている人はおよそ1800万人と推計されます。
韓国観光公社は、国内のワーケーションの活性化や、日本からのインバウンド需要を先取りするため、ワーケーションを行う日本人の誘致を積極的に進めています。
今回のお試しツアーには、日本の有名企業や外国企業の日本法人の関係者らが参加し、釜山でのワーケーションの実効性を確かめる予定です。
ツアーは2泊3日で行われ、実際にワーケーションを体験するとともに、韓国企業の人事担当者との懇談会なども行われます。