福島原発の汚染処理水の放出状況を点検するため、韓国の放射能分野の専門家が日本を訪問しています。
政府は、韓国原子力安全技術院の専門家3人が、IAEA=国際原子力機関が福島に開設した現地事務所を訪問するため、27日に出国したと発表しました。
政府とIAEA、そして日本政府は、韓国の専門家を2週間おきに福島の現地事務所に派遣し、放出状況を点検することで合意しています。
滞在期間や具体的な活動計画などは、IAEA側と協議のうえ決めるということです。
これに先立ち、国務調整室の朴購然(パク・クヨン)第1次長は、25日の記者会見で、「IAEA、そして日本側と具体的にどのような情報交換を行い、どの程度まで点検を行うかについて議論を続けている」と述べました。
また、「専門家の活動が過度に注目されると、業務に支障が出る」としたうえで、「点検状況については、リアルタイムではなく、活動が終了したあとに発表する」と説明しました。