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ピープル

「韓国の日本酒ブーム」

2008-11-07

「韓国の日本酒ブーム」
最近、韓国では日本酒の人気がぐんと高まってきました。
‘日本酒バー’と呼ばれえるお店も増えてきました。江南のお洒落なバーには、日本酒とおでんが楽しめる「オデンバー」というのもあります。
日本酒はまだまだ高価ですが、それでも少しずつ注目されるようになり、最近では、ワイン&日本酒バーも登場、一本何万円もする日本酒を彼女の誕生日のお祝いにあけることもあるそうです。ちなみに市場には、日本の3倍~4倍の値段で日本酒は卸されているようで、越野寒梅あたりだと、5千円~6千円程度で専門業者から店へ卸されているそうです。

この日本酒ブームをリードしているのは、韓国の若者たちのようです。専門家の中には、若者の間で巻き起こっている「日流」ブームとともに、日本酒の輸入も急増しているのではないかと分析しています。釜山慶南本部の税関では11月3日、「今年上半期に日本から輸入された日本酒は752トンで、前年同期の515トンより約45%増加した」と発表しました。輸入解禁時に比べますと、その量は200倍にもなっているそうです。

ではここで少し、韓国における日本酒のお勉強をしましょう。
韓国では、1994年に日本酒の輸入が解禁されました。しかし当時は酒税が高く、高級ホテルで細々と販売されている程度でした。ところが酒税が現在の30%に引き下げられてから、日本食の浸透も手伝って、最近は日本酒の需要が急速に高まっているというのです。ちなみに日本産焼酎の酒税率は72%で、ここにきて日本酒が注目されるようになったのにはそれなりの理由があるといえそうですね。

先月の下旬には、韓国で初めて日本から50の蔵元が集って日本酒の試飲会も開かれ大好評だったそうです。業界では、今年の年末には輸入量、1500トンを上回ることを予想しています。円高、ウォン安と、日本からの輸出が不調な中でも、若者がリードする日本酒ブームはその勢いが衰えることはなさそうですね。

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