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ライフスタイル

スマホと電気自動車の日本市場への挑戦

2022-02-09

玄海灘に立つ虹

ⓒ YONHAP News

木曜日の玄界灘の 「成川彩の優雅なソウル生活」にご出演中の成川彩(なりかわ あや)さんは中央日報にもコラムを書いていらっしゃいます。今月は「焼酎・チキン・即席めん・イカゲーム…日本に「韓国」があふれる」というタイトルのコラムを書かれていました。日本に今や、いろいろな韓国製品や韓国文化があふれているという内容でした。

しかしこれだけ韓国製品があふれている日本市場にどうしても進出できない韓国製品が二つあります。それもどちらも韓国が世界に誇る製品です。何かというと、スマートフォンと自動車です。

まずスマートフォンはサムスンの折りたたみスマホ(フォルダブルフォン)が去年日本でも発売されました。しかし世界的にもトップシェアを誇るサムスンのスマホが日本ではわずか10%のシェアしか確保できません。

日本の市場調査会社IDCの集計によりますと2020年の日本のスマートフォン市場でのシェア1位はアップルの46.5%、シャープが13.3%、富士通が8.3%、そしてサムスン電子が8.1%でした。それが去年2021年の上半期にはアップル45%、ソニー10.7%、シャープ10.4%、サムスン電子10.1%と少し上昇しました。

そして10月に折りたたみスマホのギャラクシーZシリーズが発売されました。今回はNTTドコモとKDDIの二つの携帯大手キャリア2社がZシリーズを取り扱うことになりました。この大手キャリア2社はそれぞれ市場の36%と27%を占めているということで、ギャラクシーZシリーズの健闘が期待されています。

また現代自動車も日本市場に再進出する計画です。 現代自動車は2001年に日本市場に初めて進出し、合計1万5000台を販売しましたが、2009年に結局乗用車部門から撤退しました。

現代自動車の張在勲(チャン・ジェフン)社長は今月4日「IONIQ(アイオニック)5」など電気自動車だけを100%オンラインで販売する方式で日本市場に再進出するという方針を明らかにしました。

ブルームバーグ通信とのインタビューでチャン社長は「韓国で電気自動車のとてつもない成長を経験した。同じことが日本ではもっと早く起こると予想している」と述べ、日本の電気自動車市場ではほぼすべての自動車メーカーが同じスタートライン上にあるため、現代自動車が電気自動車メーカーとして新たな地位を確保できる機会があると判断したようです。

これまで韓国の自動車メーカーが日本市場に進出できなかったことについては

「日本市場は非常に水準が高く、日本の消費者は車についてよく知っているので、あらゆる面で基準が高い」「同じ失敗を繰り返しないよういろいろ準備した」とチャン社長は語っています。

今回は全車をオンライン販売し、オプションや注文はもちろん、車の代金決済、保険加入、自動車登録といった関連機能もオンラインで可能にする計画です。また現代自動車は今年半ばにもIONIQ 5の顧客引き渡しを開始することを目標に、まず横浜に試乗や修理などが可能なサービスセンターを構築する作業を進めています。

サムスン電子と現代自動車という韓国最大のメーカー2社が、今年こそはと難攻不落の日本市場に打ってでます。朗報を期待します。

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