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論点

国際線の運航、大幅増便へ

2022-04-09

ニュース

ⓒYONHAP News

新型コロナウイルスの影響で大幅に縮小されていた国際線の運航について、韓国政府は来月から大幅に増便する方針を決めました。

こうした決定を受けて主要航空会社は早速、国際路線の運航許可を申請、国土交通部はそれぞれの路線の状況を分析し、来月中にも各航空会社に具体的な増便数などを割り当てることにしています。

6月からはソウルの金浦空港でも国際線の運航が再開され、東京の羽田空港との往来も順次再開する見通しです。

国土交通部は6日、年末までに国際線の運行回数を2019年の50%までに回復させるための「国際線段階的増便方案」を発表しました。

国土交通部によると、国際線の増便は3段階に分けて進められ、内外の新型コロナウイルスの感染状況、各国の入国時の隔離の有無、乗り入れ国の受け入れ態勢など、諸般の事情を考慮し、旅客需要の回復が早い路線から順次増便するということです。

まず、5月から6月までの第1段階では、新型コロナウイルス流行以前に比べて運行回数が8.9%まで減った国際線の1週間の定期便運行回数を毎月100便ずつ増やしていくことにしています。

これによって、6月の国際線の定期便運行回数は週620便に増えることになります。

また、仁川国際空港の1時間当たりの到着便数の制限が、2年ぶりに10便から20便に緩和されます。

その他にも、2020年4月から国際線の運航が中止されている地方空港も、税関、出入国管理、検疫のための職員を再配備するなど、準備期間を経て、ワクチン接種完了者を対象に国際線の運航を再開することにしています。

国土交通部は、年末まで国際機関による旅客需要回復見通しや、仁川国際空港の旅客需要調査及び航空会社による運航需要調査結果などを分析し、国際線の運航回数を新型コロナウイルス流行以前の50%まで回復させたいとしています。

国際機関による旅客需要回復見通しを見ますと、年末までに全世界の旅客需要は83%、アジア地域だけでは40%まで回復するとみられます。

国内の主要航空会社の調査では、航空需要は今年中に週2641便まで運行回数が増える見通しです。

第1段階の増便が順調に進めば、7月以降は毎月300便ずつ増便され、仁川国際空港の1時間当たりの到着便数は30便に拡大されます。

国土交通部が国際線の増便に動き出したのは、新型コロナウイルスの新規感染者が3週連続で減っていることを受けたものです。

保健当局によりますと、最近1週間の1日の新規感染者数の平均は前の週より30%減りました。

国土交通部は、オミクロン株の流行のピークが過ぎた国々などで入国時の隔離を緩和するなど、各種の規制が緩和されていて、航空需要は持続的に回復していくと予想されるとしています。

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