第43回 韓日共同制作ドラマ『匿名の恋人たち』
2026-01-28
そんな韓国チームの中で、日本でも名前や顔がよく知られている選手といえば、男子フィギュアスケートのチャ・ジュンファン選手でしょう。
冬季オリンピックや冬季アジア大会、世界選手権にも出場し、日本開催のNHK杯では2021年・2022年に3位、去年の木下グループ杯では1位に輝いています。
日本は韓国以上にフィギュアスケートの中継が多く、熱心なファンも多い国です。実力はもちろん、ルックスでも目を引くチャ選手の人気が高まったのは自然な流れかもしれません。
そしてもう一つ、日本での人気の理由として挙げられるのが、羽生結弦選手との縁です。
2人はカナダでブライアン・オーサーコーチのもとで学んだ関係で、羽生選手は2012年から、チャ選手は2015年から指導を受けていました。
チャ選手は高校時代のインタビューで、
「ユヅルは本当に偉大な選手だ。僕は彼と一緒にトレーニングができる。でも、ユヅはユヅ、僕は僕。比べるのは難しい」
と語っています。2022年の北京冬季オリンピックでは、羽生選手と並ぶ写真が報じられたこともありました。
3回目のオリンピック
童顔で、今も王子様のような雰囲気を持つチャ選手ですが、韓国フィギュア界ではすでにベテラン。今回が3回目、3大会連続出場のオリンピックです。
国内では2017年から韓国選手権10連覇を達成し、キム・ヨナ選手に続くスター的存在となっています。キム・ヨナ選手も、同じくオーサーコーチの教え子でした。
最初の五輪は2018年の平昌大会。ジュニアからシニアに上がった直後のシーズンで、ケガもあり出場が危ぶまれましたが、見事代表に選ばれ、結果は15位でした。
2022年北京大会では、ショートプログラムで自己ベスト99.51点を出し4位。フリーでは冒頭の4回転ループで転倒がありましたが、その後は6つのジャンプを成功させ、自己ベスト182.87点。合計282.38点で総合5位入賞を果たしました。
そして今回が3度目のオリンピックです。
最近のインタビューでは「オリンピックで多くの人に感動を与える演技をしたい」と語っています。一方で、2025―26シーズンは装備の問題や右足首の痛みなど不安もありました。
これについては、
「この3か月間、ほぼ毎週違うスケート靴を試した。12足以上履いて、ようやく自分に合うものを見つけた」
と明かしています。
今回が最後のオリンピックになる可能性もあります。次の大会では満28歳。将来については、
「オリンピックが終わってから考えたい。これまで休みなく走ってきたので、しばらく休みたい」
と話しています。
ミラノ大会に向けて、ショートプログラムの衣装も新調しました。団体戦と個人戦で既存と新衣装を使い分け、「いろいろな姿をお見せしたい」と語っています。
フリープログラムの曲は「ムーランルージュ」。原作映画を何度も見返し、感情表現を深めているそうです。
チャ・ジュンファンらしい演技とは
では、「チャ・ジュンファンらしい演技」とは何でしょうか。
優雅で表現力豊かなスケーティング、観客を引き込む演技スタイルが最大の特徴です。ジャンプの完成度だけでなく、音楽解釈、振付、上半身の使い方、間の取り方まで含めた「魅せるスケート」が高く評価されています。
大舞台にも強く、世界選手権(2023年銀)、四大陸選手権(2022年金、24年銅、25年銀、26年銀)、冬季アジア大会(2025年金)など、重要な大会で安定した結果を残してきました。
誠実な人柄も魅力の一つで、インタビューでは常にファンやコーチへの感謝を忘れません。結果より過程を大切にし、ケガや不調の時期も淡々と努力を重ねてきました。
ミラノ・コルティナ冬季オリンピックで、どんな「チャ・ジュンファンらしい演技」を見せてくれるのか。今から楽しみです。
2026-01-28
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