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経済

文在寅大統領の中国訪問の経済的成果と課題

#今週の経済の焦点 l 2017-12-18

文在寅大統領の中国訪問の経済的成果と課題
文在寅大統領は、13日から4日間、中国を国賓訪問しました。
文大統領は、訪問の前から、これまでの冷え込んだ両国関係を回復させ、建設的かつ未来志向的な関係にしていく意志を表明しています。
文在寅大統領は14日、習近平国家主席と首脳会談し、両国関係の正常化に向けた方策について集中的に議論しました。経済分野での協力についても話し合われ、両国はサービスと投資分野を中心とした両国のFTA=自由貿易協定の追加交渉を始めることになりました。韓中FTAの追加交渉が行われれば、これまで「サード」の韓国配備に対する中国の報復措置で低迷していた、映画・ドラマ・音楽・公演など、韓流分野と物流・流通分野が恩恵を受けると思われます。文大統領の中国訪問には、過去最大規模の経済使節団が同行し、多様な投資計画を発表し、了解覚書を締結しました。こうした動きは、10月末に両国が関係改善に向けて取り組むことで合意して以来広がり始めている雪解けムードを一気に高めるものとみられます。
韓中首脳会談により、両国間の対立はひとまず「封印」されましたが、北韓の核・ミサイル問題をめぐるアメリカと中国の立場には隔たりがあり、アメリカの同盟国である韓国に対して、中国が再び報復措置を取る可能性は排除できません。韓国としては、各産業の競争力を高めるための努力を急ぐことが課題となっています。

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