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経済

韓国の輸出好調の背景や今後の課題

#今週の経済の焦点 l 2017-11-27

韓国の輸出好調の背景や今後の課題
ことしに入ってから韓国の輸出は、世界経済の回復に伴って回復しています。WTO=世界貿易機関のまとめによりますと、ことし1月から9月までの韓国の商品輸出は去年の同じ期間に比べて18.5%増加し、増加率は輸出額上位10か国・地域のうち1位となりました。今年の輸出ランキングも前年より2段階上昇した6位となりました。ことしは、2014年以来3年ぶりに貿易額1兆ドルを達成することがほぼ確実視されています。
韓国の輸出がことしに入ってから大幅に増えた背景には、世界経済の回復に伴う輸出拡大、主力商品の単価上昇、輸出品目の拡大、新興市場への輸出活性化などがあります。輸出の中身をみても、ベンチャー企業や今後成長が有望な産業の輸出が好調となっているなど、前向きに評価できるものとなっています。
しかし、輸出市場にリスク要因がないわけではありません。アメリカは保護貿易主義の動きを強めていて、アメリカのITC =国際貿易委員会は現地時間の21日、韓国の三星電子とLG電子がアメリカに輸出する家庭用の大型洗濯機に対するセーフガード、緊急輸入制限の発動を促す勧告案をまとめました。また、韓国のウォンは、ドルに対して値上がりを続けていて、輸出へのマイナスの影響が懸念されています。
韓国の輸出が躍進を続けるためには、今考えられる様々なリスクに対する対応策をしっかりと取っていくことが課題となっています。

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