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経済

トランプ大統領の韓国訪問が両国の経済関係にもたらす変化

#今週の経済の焦点 l 2017-11-13

トランプ大統領の韓国訪問が両国の経済関係にもたらす変化

アメリカのトランプ大統領が7日、就任後初めて韓国を訪問し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と、北韓の核問題や両国の経済の懸案について、意見を交わしました。
今回の韓米首脳会談に合わせて、韓国企業による750億ドル規模の商談や投資がとりまとめられ、トランプ大統領としては、大きな経済的成果を手にすることができました。一方、韓国は、韓米連係の強化という、安全保障面での成果を得たと評価されています。
韓米FTA=自由貿易協定についても、トランプ大統領は、見直し交渉を早期に始めることを求めるとともに、公正でバランスの取れたものにすべきという考えを強調しました。これにより、韓米FTAの見直しをめぐるアメリカからの圧力は、さらに強まるとみられています。
これに対し、韓国政府は、アメリカからの通商圧力を最大限回避するための戦略を練っています。特に、農業と畜産分野は、「これ以上、譲歩できないレッドライン」であることをはっきりと伝え、毅然と対処していく方針です。
文在寅大統領は、APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に合わせて中国の習近平国家主席と首脳会談し、経済リスクの解消に向けた足場を、ちゃくちゃくと築きあげていっています。 アメリカの通商圧力、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード」をめぐる中国との対立の解消など、これまで経済のリスクとなってきた要因が解消されれば、韓国の経済成長に弾みがつくとみられます。

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