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北韓 西海衛星発射場の解体開始か
2018-07-24 Updated.
 
北韓が、北西部のミサイル関連施設の解体を始めたという見方が出ています。
アメリカの北韓専門ウェブサイト「38ノース」は今月20日と22日に撮影された北西部東倉里(トンチャンリ)にある「西海衛星発射場」の衛星写真を23日、公開し、施設の解体作業が始まったことが確認されたと明らかにしました。
20日の写真には、ミサイルなどの発射直前に組み立ての最終段階で使う「レール式移動機材」が写っていますが、22日の写真には、この機材の一部が取り外されているのが確認できます。
38ノースは、作業状況からして、2週間前に解体作業が始まった可能性が高いとみています。
一方、アメリカの日刊紙「ワシントン・ポスト」は22日付けで、トランプ大統領が北韓との非核化交渉が進展しないことについて、補佐官らに対していら立ちを見せ始めていると伝えましたが、これに対して、トランプ大統領は23日、ツイッターで、「ワシントンポストの記事はうそで、私はとてもハッピーだ」と反発しました。
こうしたなか、北韓が、米朝首脳会談で合意したとおり、ICBM=大陸間弾道ミサイルの中核技術を開発してきたとされる「西海衛星発射場」の閉鎖を始めたことが、足踏み状態だった非核化交渉に新たな転機となるかに関心が集まっています。
38ノースは、「北韓のICBM技術の開発に重要な役割を果たしてきた施設の解体は、アメリカとの信頼醸成のための重要な措置だ」と評価しています。
 
 
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