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文大統領「離散家族再会拡大が南北の最優先事業」

ニュース2018-08-21
文大統領「離散家族再会拡大が南北の最優先事業」

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が20日、「離散家族再会事業を拡大し、スピードを上げることが、南北の人道的事業のうち、最優先とされるべき事業だ」と述べました。
文大統領は20日、大統領府青瓦台の首席秘書官会議で、「離散家族の待つ時間がこれ以上長くなってはならない。南北はより大胆に、離散家族問題を解決するための努力をしなければならない。離散家族再会事業を拡大し、スピードを上げることが、南北の人道的事業のうち、最優先とされるべき事業だ」と述べました。
続いて、「再会の機会を得られず、待ち続けている申請者が韓国だけで5万6000人以上だ。95歳の方が、今回の選抜に落ちて、『もうこれでおしまいだ』と失望の涙を流したという話をニュースで見た」と語りました。
文大統領は、「南北合意によって金剛山(クムガンサン)に建設された離散家族面会所を趣旨どおり常時運営し、再会の場として活用しなければならない」と述べました。
また、「定期的な再会行事だけでなく、全面的な生死確認、映像による再会、手紙の交換、故郷への訪問など事業の拡大案を実行しなければならない」と強調しました。
さらに、20日から開かれた離散家族再会行事について、高齢の方が多いだけに、救急診療など、安全に行われるよう格別の努力を傾けるよう、統一部などの関係部署に指示しました。

[Photo : KBS News]

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