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「法の支配」 韓国は8段階下がって19位

ニュース2016-11-22

大統領の親友の国政介入疑惑で政治的な混乱が続いているなか、韓国が「法の支配」ランキング」で順位が大きく下がったことがわかりました。
「法の支配ランキング」は、アメリカの非営利団体「ワールド・ジャスティス・プロジェクト (WJP)」が、「国家権力の抑制」「汚職の少なさ」「政府の開放度」「基本的人権」「秩序・治安」「規制の執行度」「民事司法の公平性」「刑事司法の公平性」の8項目について、1か国・地域につき1000人を対象に調査しているものです。
「ワールド・ジャスティス・プロジェクト」が、22日、発表した「法の支配ランキング2016年版」によりますと、韓国は、1点満点の0.73点で、113か国のなかで19位と、去年より8段階下がったということです。
韓国は、2014年には0.77点で99か国のなかで14位、去年は0.79点で102か国のなかで11位でした。
項目別に見ますと、韓国は、「国家権力の抑制」、「汚職の少なさ」、「政府の開放度」などで0.7点を下回りました。なかでも「汚職の少なさ」は0.65点で35位と、チリやヨルダンより低くなっていました。
一方、「民事司法の公平性」、「秩序・治安」などでは0.8点以上でした。
1位はデンマークで、アジア地域ではシンガポールが9位と、もっとも高くなっていました。
日本は15位でした。
この調査結果は、経済協力開発機構=OECDが発表する司法制度への信頼度、世界銀行が発表するビジネス環境ランキングなどに並ぶ、権威ある指標とされています。

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