企画財政部が２６日に公表したまとめによりますと、大学卒業者の失業者は３月の時点で３１万９０００人で、１年前に比べて１万６３００人増え、１９９９年６月に関連統計を取り始めて以来最も多くなりました。
大卒者の失業者は２００８年３月に初めて２０万人を超え、去年２月には３０万人を超えて３１万４０００人まで増えました。
大卒者の失業率も、ことしに入って、１月に３．０％、２月に３．８％、３月には３．９％と３ヶ月連続で高くなっています。
また、大卒者のうち就職も求職もしない非経済活動人口も過去最大となりました。
大卒者の非経済活動人口は先月２４０万人で、１年前に比べて１５万７３００人増えました。
こうした背景には、仕事は増えない中、大学進学率は７０～８０％台と高い水準を維持していることなどがあるとみられます。

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