韓国の西の海=西海で北韓の漁船7隻が2回にわたって軍事境界線を越えて韓国側水域で操業し、韓国海軍の警告を受けて、北韓側に戻りました。
海軍によりますと、12日午前7時半に北韓の漁船7隻が、西海の延坪（ヨンピョン）島付近の海の軍事境界線・北方限界線(NNL)から1.5キロほど南に入って、操業していました。
これを受けて韓国海軍は近くで操業中だった韓国の漁船40隻を延坪島に退避させるとともに、高速艇を派遣して北韓の漁船に戻るよう警告し、北韓の漁船は1時間後に北韓側の水域に戻りました。
この際、北韓の漁業指導船1隻も一時、軍事境界線を越えてきましたが、北韓の漁船とともに北韓に戻りました。
またおよそ1時間後にも北韓の漁船7隻が、今度は軍事境界線から2.2キロほど南に入ったため、韓国海軍の高速艇が再び出動しました。
この際、北韓の警備艇も出動しましたが、境界線を南下せず、軍事的ににらみ合うような事態にはならなかったということです。
北韓の漁船が越境したのは今年に入って2度目です。

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