李明博大統領は、APEC＝アジア太平洋経済協力会議に出席するため、7日、ロシア極東のウラジオストクを訪れ、8日午前、ロシアのプーチン大統領と会談しました。
李明博大統領とプーチン大統領は、この会談で、ロシアの天然ガスを北韓経由で韓国に送るパイプラインの建設計画や、韓半島とシベリアを鉄道で結ぶ計画など、経済協力について話し合いました。
また北韓の核問題をめぐる6か国協議の再開など、韓半島の安全保障や北東アジアの外交問題についても意見を交わしました。
さらに両国の首脳は、穀物の国際価格上昇への対応や、世界有数の小麦生産国であるロシアの役割についても会談しました。
両国はまた、ビザ免除協定の締結に向けた交渉や社会保障協定も近く締結することにし、両国間の投資が拡大するものとみられます。
李明博大統領はAPECの1回目の首脳会議に出席し、各国首脳らと貿易・投資の自由化や地域経済の統合、物流の安定的な供給などについて会談しました。
首脳会議で李大統領は、日本の野田首相と並んで座りましたが、2人とも笑顔であいさつを交わしました。

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