大統領側近請託ロビー疑惑 2人を起訴
ソウルの複合流通団地の許認可をめぐる政官界のロビー疑惑について、検察は18日、崔時仲(チェ・シジュン)前放送通信委員長ら李明博大統領の側近2人をあっせん収賄の罪で起訴し一連の捜査を終えました。
検察は、李明博(イ・ミョンバク)大統領の最側近で、現政権の実力者とされる崔時仲(チェ・シジュン)前放送通信委員長を、ソウル市内のトラックターミナルを再開発し大型ショッピングモールを作る流通団地施工会社の元代表からおよそ8億ウォンを受け取ったとして起訴しました。
また知識経済部の 朴永俊 (パク・ヨンジュン)元次官は、この会社から許認可の請託を受けてソウル市に働きかけ、その見返りとしておよそ1億7000万ウォンを受け取っていたということです。
検察はまた朴永俊元次官はこのほかに別の会社からも許認可の請託を受け、およそ1億ウォンを受け取ったことが新たに分かったとしています。
李明博大統領の側近2人が金を受け取った時期は大統領選挙前後の2006年から2008年の間で、大統領選挙の資金として使われた疑惑もありましたが、検察は、いずれも現金で取り引きされたため、詳しい金の使い道などは捜査できなかったとしています。
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