今年3月4日、首都圏北西部で起きた、北韓によるGPSかく乱攻撃で、携帯電話だけでなく、旅客機や船でも受信障害が起きていたことが分かりました。
国会文化体育観光放送通信委員会の李喆雨（イ・チョルウ）議員が入手した放送通信委員会が大統領府青瓦台に送った資料によりますと、今年3月4日、北韓がGPS＝衛星を利用した位置確認システムへのかく乱攻撃をしてきた際、旅客機など航空機106機でGPSシステム障害が発生しました。
しかし航空機はGPSシステムを補助用として活用していたため、運航自体には問題は起きなかったということです。
また海軍の艦艇3隻を含む船10隻でもGPS受信障害が発生しました。
3月の北韓によるGPSかく乱攻撃は、最初に起きた去年8月のかく乱攻撃に比べて強さが7倍も強く、首都圏だけでなく江原道（カンウォンド）の一部でも被害があったことも確認されました。
GPSは韓国社会と軍が使うシステムであるだけに、防止技術や独自の軍専用GPSの開発などが求められています。

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