韓半島の非核化に向けた南北高官級協議が中国で21日、開かれることから、6か国協議で韓国側首席代表を務める魏聖洛（ウィ・ソンラク）韓半島平和交渉本部長が20日、北京に向かいました。
今回の南北協議について、政府当局者は20日、連合ニュースとの電話インタビューで、「協議では北韓の非核化に向けた事前措置について集中的に話し合う予定で、非核化の懸案について開かれた姿勢で臨む方針だ」と述べました。
南北の非核化協議は、今年7月にバリ島で開かれた1回目の協議と同じ韓国側から魏聖洛韓半島平和交渉本部長が、北韓側から6か国協議首席代表のイ・ヨンホ外務次官が出席することになっています。
この協議で韓国側は▼北韓がウラン濃縮計画を中断すること、▼IAEA=国際原子力機関の査察団を再び受け入れること、▼核や長距離ミサイルなど大量破壊兵器の実験を中断することなどを非核化の先行措置として求めています。
これに対してリ・ヨンホ外務次官は19日、北京で行われたセミナーに出席し「対話に先立って前提条件を突きつけるのは互いの信頼を傷つけるものだ」として、条件をつけずに6か国協議を再開すべきだという立場を改めて主張しており、進展がみられる可能性は低いとみられています。

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