韓国銀行は12日、今年の韓国の経済成長率を5.2%と、これまでの展望より上向きに修正しました。
韓国銀行がこの日発表した「今年の経済展望の修正」によりますと、韓国の経済成長率は上半期に6.6%、下半期に4.0%となって、年間5.2%になるという見通しを示しました。
韓国銀行は去年暮れに今年の成長率を4.6%と予想しており、今回修正発表した5.2%はこれを0.6ポイント上方修正したもので、政府が示している今年の成長率5%前後よりやや高い水準です。
韓国銀行は「世界経済は去年12月と比べて回復の傾向が著しくなっており、先進各国向けの貿易も増加する見通しだ。これまで発表された各種の経済指標を反映して、成長率の見通しを修正した」と説明しました。
また今年の就業者数は、景気回復と政府の雇用創出などで24万人増えるものの、失業率は求職活動が増えて、去年より0.1ポイント上昇する3.7%になると見込んでいます。
さらに消費者物価の上昇率は、年平均2.6%前後になるとみられ、経常収支は黒字基調を維持するものの、輸入が輸出を上回るうえに海外旅行が増えて、去年の427億ドルから大幅に減少して105億ドルにとどまる見通しだとしています。

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