新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いていることを踏まえ、政府は、感染予防対策の変更や緩和を実施するためのロードマップを発表しました。 
 
韓悳洙（ハン・ドクス）国務総理は29日、新型コロナ対策を話し合う中央災害安全対策本部の会議で、日常回復のロードマップの内容を明らかにしました。
 
政府は、5月はじめに、4段階ある新型コロナの感染警戒レベルを、今のもっとも高い「深刻」から「警戒」に引き下げるかどうか決定するということです。
 
警戒レベルが引き下げられた場合、感染者の隔離義務も7日間から5日間に短縮するということです。
 
また、国務総理を本部長とする中央災害安全対策本部を解体し、保健福祉部中心の通常体制に切り替える計画だということです。
 
さらに次の段階の措置として、感染拡大の状況を見極めながら、感染症レベルを2級から4級に引き下げ、隔離義務を撤廃し、マスクの着用義務を全面的に勧告に切り替える計画だと明らかにしました。
 
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は29日午前0時までに新たに1万3134人が確認されました。1週間前と比べて、ほぼ同じ水準となっています。