尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、新型コロナウイルス感染症の対策を話し合うため、9か月ぶりに自らが出席して中央災害安全対策本部の会議を開きます。
大統領室は、尹大統領が11日に龍山(ヨンサン)の大統領室で新型コロナの中央災害安全対策本部の会議を開く方針だと9日、明らかにしました。
中央災害安全対策本部の会議は、新型コロナに関する最終意思決定を行う機関です。
尹大統領が出席するなか、中央災害安全対策本部の会議が開かれるのは、去年の7月末以来、およそ9か月ぶりです。
最近では、保健福祉部長官や次官をトップとして会議が開かれていましたが、今回の会議では国民の日常に大きな影響を与える感染対策の緩和措置が発表される可能性が高いという点から、尹大統領が出席し、国民に対するメッセージを発信することになったということです。
WHO=世界保健機関は今月5日、2020年1月30日からおよそ3年3か月続いた、新型コロナをめぐる緊急事態宣言の終了を発表しました。これを受けて、韓国の防疫当局も近く、感染症の警戒レベルを引き下げる予定です。
11日の会議では、専門家による諮問委員会の会議や危機評価会議の結果をもとに、「感染者に対する7日間の隔離義務」など、現在、実施されている感染対策を緩和するかどうかを決めるとみられています。