9月の韓国の輸出は4.4%減り、12か月連続の減少となりました。輸入の減少幅が輸出の減少幅を上回り、貿易収支は、4か月連続の黒字となりました。
韓国産業通商資源部が1日にまとめた9月の輸出入動向によりますと、先月の韓国の輸出額は546億6000万ドルで、去年の同じ期間に比べて4.4%減りました。
輸出の減少は12か月連続で、2018年12月から2020年1月までの14か月連続の減少以降、最も長くなっています。
ただ、減少率は、去年10月以降では最も小さくなっています。
韓国の主力品目である半導体の輸出額は99億ドルで、去年10月以降で、最も多くなりました。半導体の輸出はことし1月から3月までの第1四半期に底を打って以降、回復傾向をみせています。
一方、9月の輸入額は、509億6000万ドルで、去年の同じ期間に比べて16.5%減りました。国際原油価格の下落などの影響で、エネルギーの輸入額が30%以上減ったことが最も大きな要因となっています。
輸出と輸入がともに減少するなか、特に輸入が大きく減ったことにより、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は37億ドルの黒字で、6月から4か月連続の黒字となりました。