文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が経営するブックカフェが、プラスチップ製カップなどの使い捨て用品を提供していたとして、過料処分の対象になっていることがわかりました。
文前大統領は、ことし4月末、慶尚南道(キョンサンナムド)梁山(ヤンサン)の平山(ピョンサン)村の自宅近くに、カフェが併設された本屋をオープンしています。
梁山市が8日、明らかにしたところによりますと、文前大統領のブックカフェで使い捨てのプラスチック製カップを提供しているとして、通報サイトに取り締まりを求める投稿が寄せられ、過料処分を決めたということです。
このブックカフェを訪れた人がSNSにアップロードした写真のなかに、使い捨て用品が写っていたため、それを見たほかの人が投稿したとみられます。
梁山市は、過料を科す予定であることを先月26日、ブックカフェ側に通知していて、13日までの意見提出期間を経て、処分を最終的に決定することになります。
韓国では、飲食店やカフェなどでは使い捨て用品の使用を抑え、無償で提供してはならないと法律で定めていて、これに違反した場合は、300万ウォン以下の過料を科すとしています。
この法律は文政権だった2018年8月に初めて施行されました。