来年から2年間、国連安全保障理事会の非常任理事国となる韓国は、6月には安保理の議長国を務めることになります。  
 
安保理の議長国は、常任理事国5か国と非常任理事国10か国が、アルファベット順に1か月ずつ持ち回りで務めることになっています。
 
議長国は、安保理で話し合われる内容だけでなく、緊急会合の招集など、手続きや運営に関する権限を持ちます。
 
2013年2月に北韓が3回目の核実験に踏み切った際、非常任理事国として議長国を務めていた韓国は、緊急会合を招集し、北韓に対する制裁の範囲や度合いを強化した新たな決議を全会一致で可決させています。
 
外交部は7日、韓国が安保理の非常任理事国に選ばれたことを受けて、「韓半島問題の当事者として、北韓による核開発の脅威に対応するための安保理の取り組みに積極的に貢献していく」と述べました。
 
一方、韓国の非常任理事国の任期は、来年1月から2年間ですが、ことしの下半期から「予備の理事国」としての活動が始まります。
 
ことし8月からは理事国向けの文書の共有を受け、10月からは安保理のすべての会合に立ち会うことができます。