OECD=経済協力開発機構は、世界経済のことしの成長率の見通しを上方修正したのに対して、韓国については1.5%に下方修正しました。
OECDは7日、世界のことしの経済成長率の見通しを、前回より0.1ポイント高い2.7%に上方修正しました。
また、来年の成長率は2.9%になると予測しました。
これに対して、韓国のことしの経済成長率の見通しは、前回より0.1ポイント低い、1.5%に下方修正しました。
来年の見通しも、以前の予測より0.2ポイント引き下げ、2.1%としました。
OECDは、ことしの韓国の経済について、「金利の上昇や住宅取引の不振が短期的に消費や投資の下押し要因となっているが、中国の景気回復にともなう輸出増加がこれを相殺する」という見方を示しました。
来年は金利の上昇がやや落ち着き、消費や投資、輸出が改善すると見通しました。
物価は、引き続き上昇のペースが鈍ると予測しました。