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政治

韓日米北韓のミサイル警戒情報共有 年内開始へ

Write: 2023-06-05 11:01:17Update: 2023-06-05 11:03:06

韓日米北韓のミサイル警戒情報共有 年内開始へ

Photo : YONHAP News

韓日米の国防相は、北韓のミサイル発射に関する情報をリアルタイムで共有するシステムの運用を年内に開始する方針で一致しました。
 
李鐘燮(イ・ジョンソブ)国防部長官は3日、アジア安全保障会議、通称シャングリラ会合出席のため訪問していたシンガポールで、日本の浜田防衛大臣、アメリカのオースティン国防長官と会談しました。
 
会談で3者は、北韓の大量破壊兵器や弾道ミサイル発射について、深い懸念を示し、北韓に対して、韓半島の緊張を高める無責任な行動を即時やめるよう求めました。
 
また、北韓のミサイルに関する警報情報をリアルタイムで共有するシステムの運用を早期に開始する方針で一致しました。本格的な運用開始は、年内を目指しているということです。
 
韓国とアメリカ、そして日本とアメリカの間では、リアルタイムでそれぞれ警報情報が共有されていますが、韓国と日本は、現在、アメリカを介して情報共有を行っています。
 
3か国は去年11月の首脳会談で、ミサイル警戒情報をリアルタイムで共有する方針に合意し、ことし4月の実務者協議では、アメリカのシステムを経由する共有の方式を決めていました。
 
今回の会談ではさらに、潜水艦への対応やミサイル防衛などの共同訓練を定例化することでも合意しました。
 
韓日米国防相会談は2022年6月以来1年ぶりです。
 
李長官は4日には、日本の浜田防衛大臣と会談し、2018年に韓国海軍の艦艇が日本の海上自衛隊の哨戒機に向けて火器管制レーダーを照射したと日本側が主張している問題について、再発防止に向けた協議を加速する方針で一致しました。
 
北韓への対応を優先するため、事実上、韓日間の問題を棚上げした形となっています。
 
また、北韓が5月31日に弾道ミサイル技術を用いて「宇宙発射体」を打ち上げたことについては、韓日の国防相が、「国連安全保障理事会の決議に反するもので、強く糾弾する」と批判しました。
 
その上で、「北韓の核とミサイルの脅威の抑止や対応に向け、韓日・韓日米の安保協力を一層進展させるとともに、韓日国防当局間の協力拡大が重要だ」と強調しました。

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