韓国が独自に開発したロケットの「ヌリ号」が25日、打ち上げに成功したことを受けて、海外メディアは、韓国がアジアにおける宇宙開発競争で、中国、日本、インドに追いつく期待が高まったと評価しました。
AP通信など複数の海外メディアは25日、「ヌリ号」の打ち上げの過程をリアルタイムで報じました。
APは、「今回の打ち上げは、韓国が軍事偵察衛星を運用し、長距離ミサイルを開発する技術とノウハウを蓄積するうえで役立つ」として、ヌリ号の打ち上げ成功が安全保障にも貢献すると分析しました。
そのうえで、「韓国はすでに北韓全域に到達可能なミサイルを保有しているが、専門家たちは中国やロシアの脅威に備えるため、長距離ミサイルが必要だとみている」と付け加えました。
韓国政府は、「宇宙開発基本計画」を去年の12月に策定していて、2032年までに月に、2045年までに火星に宇宙船を着陸させる目標を掲げています。
AFP通信は、この基本計画を紹介しながら、「韓国は宇宙に対する大きな計画を立てている」と伝えました。