韓国政府は、先月大地震に見舞われたトルコに対して1500万ドル、シリアに対して100万ドルの人道支援をそれぞれ行う方針を明らかにしました。  
 
外交部によりますと、EU=ヨーロッパ連合とEU議長国のスウェーデンが今月20日にベルギーのブリュッセルで開いたトルコとシリアを支援するための国際会議で、韓国政府はトルコに対して1500万ドル、シリアに対して100万ドルをそれぞれ支援する方針を発表したということです。
 
韓国政府は、「体系的で、持続的な支援を行うよう努める」と強調しました。
 
この会議には、EU加盟国のほかに、韓国、アメリカ、日本、カナダ、イギリス、ノルウェー、ニュージーランドなど60か国と、国連開発計画などの国際機関や世界銀行などの代表が出席し、トルコとシリアに対して合わせて70億ユーロの支援を約束しました。
 
トルコには総額の86％にあたる60億5000万ユーロ、シリアには残りの4％である9億5000万ユーロがそれぞれ送られます。
 
韓国政府はトルコに緊急救護隊を3回にわたって派遣し、官民合同で1000万ドルを設け、被災者の臨時生活施設の建設など、震災からの復興を積極的に支援しています。
 
外交部は、トルコとシリアの人道危機への対応に向けた国際社会の取り組みに、引き続き協力する方針を示しました。