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国際

韓国のクアッド作業部会への参加意向に中国が反発

Write: 2023-03-09 13:59:26Update: 2023-03-09 17:00:40

韓国のクアッド作業部会への参加意向に中国が反発

Photo : YONHAP News

韓国政府が、中国をけん制するアメリカ主導の枠組み「クアッド(QUAD)」の作業部会への参加に向けた動きを活発化させるなど、韓日米3か国の連携を強化していることを受けて、中国が反発を強めています。  
 
中国共産党系メディアの「環球時報」は9日、韓国政府が「クアッド」の作業部会への参加に向けて調整を進める方針を発表したことについて、「尹政権はアメリカ列車に自らを強く縛り付け、政治的独立性を失いつつある」と批判しました。
 
環球時報は、中国の韓半島専門家を引用し、「韓日米の軍事同盟は、地域の平和と安定だけでなく、韓国の安全保障と経済をも大きく脅かすだろう」と伝えました。
 
中国外務省の報道官も8日の会見で、「クアッド」について「閉鎖的で排他的な集団だ」と指摘したうえで、「われわれは(クアッドの)関連国が対立の雰囲気をつくらないことを望む」とけん制しました。
 
中国国営メディアは、韓国政府が発表した徴用問題の解決策についても、アメリカの圧力が働いた結果だと批判しました。
 
国営紙の新京報は8日、「韓国の徴用問題の解決策の発表で、韓日は軍事分野での協力強化の機会を得ることができる。これはアメリカの望むところだが、必ず韓半島の不安定さを高めることになる」と主張しました。
 
韓日米の連携において足かせとなっていた韓日の歴史問題の解消が、アメリカの国益にかない、中国のけん制につながるという懸念が背景にあるとみられます。

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