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国際

米議会調査局「北韓のKN-23は核弾頭搭載可能」

Write: 2023-01-30 11:44:43Update: 2023-01-30 11:45:39

米議会調査局「北韓のKN-23は核弾頭搭載可能」

Photo : YONHAP News

アメリカ政府は、北韓が開発した新型の短距離弾道ミサイル「KN-23」は、核弾頭の搭載が可能だとの見方を示しました。 
 
アメリカの議会調査局(CRS)は、北韓のミサイルに関する報告書をまとめ、北韓の新型短距離弾道ミサイル「KN-23」について、「核弾頭の搭載が可能で、韓半島のあらゆるターゲットを攻撃できる」と分析しました。
 
これまで、北韓は、新型の弾道ミサイルに戦術核の搭載が可能だと主張してきましたが、アメリカ議会が公の文書でその性能を認めたのは初めてです。
 
報告書は、「KN-23は北韓の小型ミサイル開発の進歩を示す注目すべき例」としたうえで、「ターゲットを攻撃する際の速度と角度を高め、迎撃を難しくしている」と説明しています。
 
「KN-23」は、ロシアの短距離弾道ミサイル「イスカンデル」を改良したもので、射程距離は最大で600キロから650キロとされ、低い高度を変則軌道で飛ぶことが特徴です。2018年2月に朝鮮人民軍創建記念日の軍事パレードで初めて登場して、2019年5月以降、10回あまりにわたって発射実験が行われています。
 
報告書は、「北韓の最新ミサイルは、高い移動性、性能、正確性、迎撃が難しいことなどの特徴がある。ミサイル防衛網を回避する狙いがあるとみられる」と指摘しています。
 
報告書は、先月、北韓が公開した新たなICBM=大陸間弾道ミサイル用とみられる高出力固体燃料エンジンの地上燃焼実験については、「信頼性は未知数だ。設計どおりに動作するかどうかわからない」としています。

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